12 5月 女子会スペシャル (2012)
3月に実施したキャリアに関するイベントで、「自分は結婚していつか仕事をやめなくてはいけないと思っていた」という参加者の声を聴き、私たちはそのことを実感しました。
しかし実は、仕事と結婚の2択ではなく、女性にはたくさんの選択肢があります。
今回私たちは、日ごろ忙しい「働く女性」のキャリアに対する価値観や本音、恋愛観・結婚観、趣味などのプライベートなお話を聞くことで将来の選択肢の多様さを実感して頂く、という場を女子学生のみなさまにご提供したく、本イベントを企画しました。
[コンテンツ]
(1)自己紹介
(2)フリートーク
(3)団体概要説明・JS説明
(4)交流会
1)自己紹介
イベントの最初に、ゲスト3人から自己紹介をしていただきました。
岡崎 愛子氏
日本大学経済学部卒業。大学卒業後、株式会社ビー・スタイル入社。入社1 ~ 2 年目は社内の新規事業立ち上げに参画。3 年目は女性に特化したマーケティング会社株式会社ハー・ストーリィへ出向。女性向け商品のプロモーション企画を立案、実施。2012 年より新卒採用責任者として戦略立案、実行中。(NPO 法人JUKE 共同代表、女性コミュニティ社会人サポーター)
趣味: ダイビング、水泳
モットーとしている言葉: 「常に笑顔 心に余裕 挫折禁止」
瀬尾 萌氏
京都大学経済学部卒。大学卒業後、ゴールドマン・サックス証券株式会社投資銀行部門にてM&A 及び資金調達のアドバイザー業務に従事。2010 年11 月にハイクラス人材の転職サイトを運営するベンチャー企業である株式会社ビズリーチに転職し、管理部門に所属。その後、グルーポン系サイトLUXAを運営する子会社である株式会社ルクサに移籍し、管理部として管理部門及び経営企画に従事。 趣味: 読書・輪読と色々なイベント( 特に知り合いが全然いないイベント) に参加すること。
モットーとしている言葉: 無理をしないと、無理ができなくなる(三浦知良)
張 碩氏
高校卒業後来日し、京都大学に進学。後に京都大学大学院工学研究科修了。京大留学生委員会副委員長、全国大学生協連留学ネットワーク( 現全国留学生委員会) 代表に歴任。大学院時代に研究に没頭していたが、研究者として科学技術で社会に貢献するのは所要スパンが長すぎると悩み、より短期間で目に見える成果を出すことを目指し、外資系戦略コンサルティング会社に入社。現在はクライアントの悩みに耳を傾け、クライアントの抱える問題を解決し、クライアントの笑顔のために頑張る毎日。
(NPO 法人JUKE グローバルコミュニティ社会人サポーター)
趣味: ドラマ
モットーとしている言葉: 達則兼済天下、窮則独善其身
2)フリートーク
フリートークでは、前半でキャリアについて、後半でプライベートについて、主に以下のことをうかがいました。
(前半)
・仕事をしていてやりがいを感じる時
・今の仕事に決めた理由
・一生をかけて成し遂げたいこと
(後半)
・休みの日の過ごし方
・体調管理で気を付けていること
・お勧めの本
・恋愛・結婚に求める条件
まずはキャリアについて。
(仕事をしていてやりがいを感じるのは、人事として働いていて、『この人の人生を背負っている』という大きな責任を感じながら、採用のお仕事をしているときであると答えてくださったのは岡崎さんです。普段は就活する側から企業の採用を考えることが多いのではないかと思いますが、企業側の採用に対する視点が垣間見えて興味深かったです。また、単に仕事として会社のことだけを考えているのではなく、相手のことをしっかりと考えているという姿勢が素敵だなと感じました。
また張さんが、一生をかけて成し遂げたいこととして、コンサルタントとして働きつつも、国連で働くという夢があることを挙げてくださいました。就活前の大学生としては、就職したらゴールのように考えがちですが、就職してからも勉強は続いていて、働きながらもずっと高みを目指し続けるというところに、感銘を受けました。
始めは会場の雰囲気が固いようでしたが、ゲスト3人のフリートークが進むにつれて、だんだんと場の空気が和らいできたようでした。
質疑応答の時間には、瀬尾さんが積極的に参加者の学生に話を振ってくださったことで、社会人になってからも勉強する、ということについて話が盛り上がりました。できないことは勉強するのが当たり前というゲスト側の意見と、社会人になってまで勉強するなんてまるで学生みたいで驚いたという参加者側の意見の違いが印象的でした。
参加者1人1人が話を聞いて、それぞれに驚いたり、思ったりしたところがあったようです。フリートーク前半終了後に、「すごくためになった」という声が参加者の方から聞こえてきました。
次にプライベートについて。
仕事で大変忙しそうな日々を送っていらっしゃるゲストの方々にも、ちゃんと休みはあるそうです。休みの日は遅くまで寝ているという張さんや、休みの日でも図書館に行ったりするという瀬尾さんなど、休みの日の過ごし方は様々でした。また、社会人になってからも旅行に行ったりすることもできるそうで、岡崎さんの以前の旅先の写真も見せていただきました。
また、体調管理について気を付けていることとしては、「体調管理をしなくては」と気を張るのではなく、日常生活に自然に組み込めるような形で体調管理を行うことが大切だという話が挙がりました。日頃忙しいからこそ、普段から体調管理に気をつかう必要があるのだと感じました。
お勧めの本では、瀬尾さんがおっしゃっていた、「自分と価値観が全く逆の人の本を読むと良い」というのが印象的でした。
今回のテーマは『女子会』ということもあり、「恋愛・結婚に求める条件」などの話では、特に盛り上がっていたようでした。学生のときと社会人になってからでは、相手に求める条件が変わったりするということも面白かったです。
志があって、仕事をしっかりやりつつ周りの人たちのことも幸せにできる人がいいという意見や、丈夫で骨太の人がいいという意見など、トークに花が咲きました。
3)団体概要説明・JS説明
1.今回のゲストであり、JUKEの社会人サポーターの岡崎愛子氏に、JUKEの概要、また、ジョブシャドウイングについて説明していただきました。
ジョブシャドウィングとは、様々な企業・職種の社員に一日同行し、どのような仕事をしているかを体感することです。JUKEでは、キャリア教育には「1.認識」「2.探索」「3.選択」という3つの段階が必要だと考えており、就職活動前の大学1,2年生が、様々な仕事や職種を理解する「認識」の機会を持ったうえで、就職活動に臨むことが必要だと考えています。
交流会にて、「ジョブシャドウイングやらなきゃいけないと思った」といってくれた学生さんもいらっしゃいましたが、今日のイベント参加をきっかけに、ぜひジョブシャドウイングにも参加してほしいと思います。
4)交流会
普段のイベントよりも、ゲストや他の参加者に親近感をもってイベントに参加してほしいという理由から、ゲストの方々や参加者、スタッフを交えての交流会を行いました。
少人数ということもあり、大変和気あいあいとしたものになったと思います。それぞれが、お菓子や飲み物を片手に、ゲストに話を聞いたり、スタッフやほかの参加者と話したりしていました。ゲストだけではなく、参加者同士の交流も深まったのではないでしょうか。
今回は、DHCコミュニケーションスペースを会場として使わせていただいたのですが、かわいい会場だったので、まさに『女子会』を楽しむことができたのではないかと思います。こういったイベントに参加するのは初めてという参加者にも、満足していただけたようです。また、参加した学生だけでなく、ゲストの方にもイベントを楽しんでいただくことができました。
今回のイベントを通して、ほとんどの学生が「働く女性」についてのイメージに変化があったようでした。このイベントが、漠然とした将来への不安を解消して、自分の将来について考える足掛かりになればと思います。
文責:井上 晴貴 (早稲田大学2年)
EVENT INFO:
DHCコミュニケーションスペース
瀬尾 萌氏 (株式会社ルクサ勤務)
張 碩氏 (A.T Kearney K.K. Tokyo勤務)
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