09 Sep 大学生JS in 東京経済大学(2017)

2017年9月9日、23日に、東京経済大学にてジョブシャドウィングプログラム(※)の「事前勉強会」、「事後報告会」を実施しました。その様子をご報告します。
※高校生・大学生が社会人に一日密着し、実際の「仕事」をリアルに体感してもらうキャリア形成支援プログラム。

 

●はじめに

東京経済大学(以下、東経大)と、NPO法人JUKE(以下、JUKE)の協働によるジョブシャドウィングプログラムは、昨年に続き2回目となります。
今年度は、東経大にて2017年4月よりスタートした「キャリアデザインプログラム(以下、CDP)」1年生のうち、希望者7名が参加しました。

今回は、JUKEとしても、新しいプログラムの在り方を学ぶ機会になりました。そのことについては、最後に詳しく触れます。昨年度のジョブシャドウィングの様子はこちら

●事前勉強会

まずは、自己紹介を兼ねたアイスブレイク。東経大生は、「CDPの制度自慢」「CDPの先生自慢」、カタライザー(※)は「仕事のやりがい」「仕事を通じて達成したいこと」などを交えて自己紹介します。
※議論のサポートをする社会人1年生とは思えない場馴れした(?)自己紹介や、新井先生のジョークを交えた進行で、場の緊張が一気にほどけました。

事前勉強会のゴールは、企業訪問時に学生が「よい質問をできる」状態にすること。
そのため、(1)質問の型を学ぶ「パネルディスカッション」と、(2)個々人で質問を考える「訪問企業の理解・質問リスト作成」の、大きく2つのコンテンツで実施されました

(1)パネルディスカッション
社会人(カタライザー)2名に対して、東経大の小山先生が質問をするという形で対談。
登壇した2名は、社会人2、3年目の若手社会人。それぞれ職種(営業と人事)や経歴も異なり(1人は転職経験あり)ます。

対談は、企業や仕事に関する質問だけでなく、「なぜ今の仕事を選んだのか」「モチベーションは何か」など、ジョブシャドウィングの肝である、“キャリア”に関する質問を中心に展開されました。

対談後には、数名の学生からの質問も。
早速、「社会人に質問をする」ということを実践できました。

 

(2)訪問企業の理解・質問リストの作成
パネルディスカッションの後、訪問企業ごとにカタライザーと学生が1対1、ないしは1対2となって、引き続きワークに取り組みました。
以下のようなワークシートを使い、企業理念や事業内容、顧客、働く人のスキル・マインドなど、企業の全体像を考えました。

「<お客さん>と<関係者>の違いが分からない」など、鉛筆が進まない場面ではカタライザーがフォローします。
答えをそのまま教えるのではなく、「○○くんは、どう考えている?」などの、学生自身に考えてもらうための問いかけが多く見られました。

最後に質問リストの作成。
企業理解ワークシートで埋まらなかったことに関する質問や、先のパネルディスカッションで多く対談がなされた、キャリアのことについてなど、多くの質問がリストアップされていきました。

事前勉強会で作成した質問リストを持参し、9月12日~9月20日の期間で、それぞれ企業に訪問。1日をかけてジョブシャドウィングを行いました。

●事後報告会

事後報告会は、ジョブシャドウィング当日の学びを共有する「発表」と、新しい一歩を踏み出すための「アクションプランづくり」を行いました。

(1)発表
訪問企業ごとに、発表。
事前勉強会のワークで分からなかったことや、ジョブシャドウした社員さんの歩んできたキャリア・仕事のやりがいなど、内面に迫る情報も多く聞くことができた様子でした。

「入社した会社でずっと働くものと思っていたが、転職という選択もあることを知った。」
「自分は人とのコミュニケーションが苦手。まずは、相手へのリスペクトが必要だと、教えていただいた。」
「将来起業したいと考えているが、取引先に出向いたりするなど日々のちょっとした行動を積み重ね、お客さんと信頼関係を築くことが大切だと知ることができた。」
など、学生一人一人から、学びが共有されました。

(2)アクションプランづくり
他者の発表を聞きながら、自分が「いいな」と思うキーワードをメモしていきました。

それらをグループで共有し、グルーピング。
自分では書くことができていなかったキーワードも、人のものを見て、「それ、たしかにいいよね!」といったやり取りがあるなど、共有することでの気づきがあった様子でした。

最後に、「いいな」と思う働き方や生き方を実現していくために、これからまず何に取り組んでいくかアクションプランを、各人発表しました。

「コミュニケーション力をつけたい。まずは、授業のグループワークで、毎回必ず自分から声をかけるようにする。」
「長期休暇がたくさんあるので、海外留学に応募して、色んな人と交流し視野を広げたい。」
など、まず踏み出す一歩を掲げました。

以上で、今年度のジョブシャドウィングは終了。
我々の予想を上回る気付きを共有していた学生ばかりで、とても驚きました。

来年のジョブシャドウィングに、サポートとして戻ってくる学生もいるかもしれません。
1年後、どんな風に成長しているのか、とても楽しみです。

●おわりに

今回の事前勉強会・事後報告会のコンテンツは、東経大生の特性を熟知している先生の手によって設計いただきました。
そのため、難易度の調整や、例えばCDPのカリキュラムを念頭におきつつアクションプランを設計するなど、東経大生向けにカスタマイズできたことで、学びがより深まるものとなりました。
また、学生と企業とのマッチングも、学生への事前面談を通して決定したことで、それぞれの学生の学びが最大化する社員さんに、ジョブシャドウすることができた様子でした。

通常のプログラムでは、コンテンツ設計も企業選定・マッチングも、JUKE側で行いますが、今回、大学などのパートナーとの新しい連携の形を発見する機会にもなりました。

最後になりますが、今回のプログラムについて半年近くの間ご協力いただいた東京経済大学の小山先生、また、北山先生、新井先生。
そして、ご協力いただいた企業の皆様、カタライザーの皆様、本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
今後も、JUKEへのご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

文責/本田 詩織(社会人スタッフ)

EVENT INFO:

イベント名>>
大学生JS in 東京経済大学 (2017)
開催日時・場所>>
2017年9月9日(土) ,23日(土)13:00~16:00 東京経済大学
参加人数>>
大学生7名 、教員3名、カタライザー  事前:6名、事後:7名