23 Mar 越境ジョブシャドウイング 2019 (京都↔︎東京)

2019年2月9日、3月9日に、越境ジョブシャドウィングプログラム(※)の「事前勉強会」、「事後報告会」を実施しました。その様子をご報告します。
※「ジョブシャドウイングプログラム」とは、高校生・大学生が社会人に一日密着し、実際の「仕事」をリアルに体感してもらうキャリア形成支援プログラム。「越境ジョブシャドウイングプログラム」については後述。

はじめに

今回の越境ジョブシャドウイングプログラムとは、同志社大学経済学部竹廣ゼミ(以下、竹廣ゼミ)と、NPO法人JUKE(以下、JUKE)の協働での試みで、京都の学生が東京の学生と共に企業に訪問させていただくことで、普段は中々味わえない「東京で働く」ことを体感するプログラムです。
同志社大学から4名、早稲田大学から2名、東京大学から2名の希望者が参加しました。

事前勉強会

事前勉強会は、カタライザーの方々のサポートの下、(1)自らのキャリア設定の進捗状況の確認、(2)個々人で質問を考える「訪問企業の理解・質問リスト作成」の、大きく2つのコンテンツで実施されました。

(1) 将来のキャリアの解像度について考えるワークショップ
「アクション設定シート」というワークシートを用いて、自分のやりたいことや実現したいこと、目指す姿は言語化できるのか?などといった質問について考えて書いたり、自分にあった”働き方”の解像度と、”働く目的”や”実現すること”の解像度の2つの尺度から表される自らの望むキャリアの解像度を表すグラフを描きました。
自分のキャリアがどのくらいイメージ出来ているのかということが目で見て明らかな状況となりました。

(2) 訪問企業の理解・質問リストの作成
訪問企業ごとに分かれ、カタライザーのサポートの下、学生が引き続きワークに取り組みました。
以下のようなワークシートを使い、企業理念や事業内容、顧客、働く人のスキル・マインドなど、企業の全体像を考えました。

写真:実際に使用したワークシート

「<お客さん>と<関係者>の違いが分からない」など、鉛筆が進まない場面ではカタライザーの方がフォローしてくださいます。答えをそのまま教えるのではなく、「○○くんは、どう考えている?」などの、学生自身に考えてもらうための問いかけが多く見られました。

最後に、質問リストの作成。企業理解ワークシートで埋まらなかったことに関する質問や、キャリアのことについてなど、多くの質問がリストアップされていきました。
事前勉強会で作成した質問リストを持参し、3月4日から8日に、それぞれ企業に訪問。1日をかけてジョブシャドウィングを行いました。

事後報告会

事後報告会は、ジョブシャドウィング当日の学びを共有する「発表」と、新しい一歩を踏み出すための「アクションプランづくり」を行いました。

(1) 訪問先の企業・組織について発表
訪問企業ごとに学生たちが発表し、事前勉強会の際に話し合って浮かんだ疑問点や、社員さんに1日ジョブシャドウイングして新たに発見した点などを共有しました。


発表後には質疑応答の時間があり、学生や社会人から多くの質問が出て、予定時間をオーバーしてしまうほど盛り上がりました。

(2) ふり返り(価値観の再発見)
他者の発表を聞きながら、自分が「いいな」と思うキーワード、逆に「これはあまり重要ではないな」と思うキーワードをメモしていき、それらをグループで共有、グルーピングしていきました。


グループで共有することで、そのキーワードが他の学生にとって重要であっても自分自身にとってはあまり重要ではなかったりすることが明らかとなり、他者との相違の発見や自分の中での多くの気づきがありました。
その後、カタライザーの方々にご意見やご考え、ご質問を頂き、自分ではなかなか見ることのできない新たな視点から、自分自身のキャリアやお仕事に対する考え方を見ることができました。

おわりに

今回の越境ジョブシャドウイングプログラムでは、京都から東京への「越境」をテーマにしました。
自分自身も学生として、実際の職場やお仕事を見学させていただいたことで、「働く」「社会に出る」とはこういう感じなのか、ということを掴むことができました。また、京都とは異なる、東京での暮らしや働き方がより想像しやすくなりました。

これまで、企業のオフィスというのはドラマでしか見たことがなく、自分が仕事をする姿も、柔軟に想像することができませんでした。
今回、オフィスを見学させていただき、さまざまな社員さんとお話させていただくなかで、自分はどのような環境なら集中できるのだろうか?ということや、自分はどのような人と働きたいと思うか、どのような姿勢で仕事に取り組むだろうかと、自分の仕事をする姿や働く姿勢が想像できました。

また、学生に真剣に向き合ってご自身のご経験を語ってくださり、「アドバイス」してくださった…というよりは、「共にキャリアを考え、悩んでくださった」社会人の方々のおかげで、これまで遠く感じ、不透明でもあった「将来」が、より鮮明なものとなりました。

ワークショップを通じて、実際に「言葉」にすることで、自分の中での意思も、また改めて確認することが出来ましたし、大学や学年を問わず、様々な学生の方々と出会い一緒に取り組むことができたことも、私にとって大きな経験となりました。

学生同士で意見を交換しあい、話し合うことで、お互いの考え方や見方、気づき方の違いなどに気づきます。他の参加者の質問や意見を聞いて、自らをふり返って新たなことに気付いたり、皆さんの発表の仕方や何気ない会話から、見習いたいと感じる部分も、たくさん発見することが出来ました。

最後となりますが、今回の越境ジョブシャドウイングプログラムの訪問を受け入れてくださった企業の皆さま、企画・運営に協力いただいた社会人、学生の皆さま、誠にありがとうございました。
越境ジョブシャドウイングプログラムで得た全てのことは、自分にとって間違いなく将来を考える上での栄養となったことを確信しております。関わってくださった全ての方々に、改めて感謝の意をお伝えしたいです。誠にありがとうございました。

NPO法人JUKEでは、高校生、大学1・2年という早い段階からキャリアについて自ら考え、行動するきっかけを提供するため、今後もより多くの高校生・大学生向けにジョブシャドウイングを提供していきたいと考えております。
ひき続き、ご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願い致します。

文責:宮本 あすか (JUKE関西 学生スタッフ)

EVENT INFO:

イベント名>>
越境ジョブシャドウイング (2019)
開催日時>>
2019年2月9日(土), 3月9日(土)13:00~16:00
参加人数>>
大学生8名、 カタライザー・社会人スタッフ 10名

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