芸者東京エンターテインメント株式会社

芸者東京エンターテインメント株式会社(GTE)

“「外からの風」と言う意味で貴重です。お祭りみたく、非日常的な感じで”

ー 芸者東京エンターテインメント株式会社
  社長秘書兼採用担当 福田カオリ様
  エンジニア 岡谷庸平様
 
©Geisha Tokyo Entertainment, Inc.

©Geisha Tokyo Entertainment, Inc.

芸者東京エンターテインメント株式会社(GTE)

“「外からの風」と言う意味で貴重です。お祭りみたく、非日常的な感じで”

ー 芸者東京エンターテインメント株式会社
  社長秘書兼採用担当 福田カオリ様
      エンジニア 岡谷庸平様

特別な準備は、なにも必要ない。

福田:元々、ジョブシャドウィングは、JUKEの方と弊社代表の田中が知り合いだったご縁で参加しました。田中が学生と接するのが好きだということもあり、以前からインターンや会社見学などで学生を招いていましたので、ジョブシャドウィングも、一時間程度の会社見学の一種だと考えていました。なので、いつもと同じ要領でやればいいと思っていたんですが、実際にジョブシャドウィングの資料を観てみると「何か違う」な、と(笑)。

インターン以外の学生を一日受け入れるのはジョブシャドウィングが初めてだったため、当初は「会社見学より手間かもしれない」と思いました。しかし、実際に受け入れてみたところ、特別な準備は必要ないことに気づきました。担当社員に関しては、エンジニアや企画など学生の希望する進路を多少考慮しますが、その他は特別何も用意はしていません。進路を決めていない学生も多いので、その場合は会社全般を見せることにしています。

ジョブシャドウィングを、会社全体で受け入れる楽しさ

福田:弊社では、午前中に会社紹介や社長と対談する機会を設けています。社長と昼食に行ってもらったこともあります。午後は、主に社内を案内しています。デザインや音楽、プログラミング、経理といった色んな職種を見学しつつ、社員の話を聴く時間ですね。最後、社員全員の前で、訪問の感想を話してもらうこともあります。

岡谷:ゲーム会社の我々にとって、「学生が普段どういうゲームで遊んでいるか」や「その学生が何をしているのか」を知ることは大変重要です。例えば、学生が使っているアプリの種類や、ツイッターやフェイスブックといったSNSの使用頻度を知ることもできます。もし流行らないアプリがあれば「このソフトの不人気の原因は何か」を考えることで、商品開発に応用できます。

福田:開発中のゲームの試遊や、リリースされているゲームの改善点を考えてプレゼンしてもらったこともありますよ。特別に準備はしていませんでしたが、学生と社員が交流するきっかけに繋がりました。プレゼンでは学生一人一人に社員を付け、その場で「プレゼンの方法・話し方」などを伝授してから、プレゼンコンテストみたいな形で即興で発表に臨んでもらいました。社員だけでなく社長も参加したのですが、結局社長に指導された学生が断トツに上手でした(笑)。和気藹々とみんな楽しんでいましたね。

岡谷:ジョブシャドウィングは学生がフィルタリングされていない点が面白いです。会社見学やインターンだと、通常エンジニア・デザイナー志望の学生が多く、社員と同質なことが多いのですね。一方、ジョブシャドウィングでは社員と異なるバックグラウンドを持つ学生も訪問してくれます。多様な学生が訪問してくれるのが、ジョブシャドウィングの良さの一つですね。

会社に「外からの風」を吹きこむ、きっかけに。

福田:ジョブシャドウイングは、社員が仕事の仕組みや意義を再確認する契機にもなっています。社員同士、普段「どんな仕事しているの。」と話をすることはありません。そのため、ジョブシャドウィングは社員が他部署の話を聴く機会になっています。私自身、学生と共にデザイナーの話を聞くと、「へえ、こういう仕組みになってるんだ!」みたいな気づきがあります。

岡谷:業務を説明することで、自分・自社の業務を再理解するきっかけになるんですね。普段、学生や他部署の社員に、自分の仕事を抽象化して説明することはありませんから。

福田:ジョブシャドウィングで会社に来る学生は、事前勉強会でのワークを通じて知識を整理して来ているのも特長のひとつですね。普段、会社見学で来る学生は「何を質問すれば良いか分からない」こともありますからね。

岡谷:今回は、企業訪問前の事前勉強会にもお邪魔させてもらったんですが、質問リスト作成のために学生が取り組む「バリューチェーン分析」のワークは印象的でした。バリューチェーンといえば経営学部の分野ですが、サプライチェーン全体を意識して働くことは、分野を問わず大事なことです。社会人になると自分の畑のことしか学ばないので、ワーク自体は社員にやらせたいくらいでした。

福田:我々は普段社内に籠りがちで外部の人間と話すこともあまりないため、「外からの風」と言う意味でも貴重です。お祭りみたく、非日常的な感じで。今後もジョブシャドウィングを通じて、たくさんの学生さんに遊びに来てほしいですね。


 
 
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