JS参加者の声

ジョブシャドウイング参加者の声

“JS自体が目的というよりは、
 やりたいことを見つけるきっかけに。”

慶應義塾大学 SFC
総合政策学部1年生 本多耕太朗さん

ジョブシャドウイング参加者の声

“JS自体が目的というよりは、
 やりたいことを見つけるきっかけに。”

慶應義塾大学 SFC
総合政策学部1年生 本多耕太朗さん

社会を肌で感じる経験をたくさんしたい ー JS参加のきっかけ

本多:いろんな経験をしたかったのと、社会に出ている人の話も聞いてみたかったのがきっかけです。もともと経営に興味があって、現在は授業でも企業の事例を学んだりしています。経営の勉強は楽しいですが、やってみないと分からないことも多いと思うので、ただ机上で学ぶだけに留まらず、アルバイトやジョブシャドウィングなど幅広くチャレンジしたい気持ちがありました。

実践に則した訪問前の予習 ー 事前勉強会

本多:事前勉強会では、バリューチェーンを学んだり、社会人のカタライザーと話したりしました。バリューチェーンの考え方を用いたワークでは、訪問先企業について企画/製造/販売といったように製品やサービスが顧客に提供されるまでの流れを想定し、それぞれのプロセスでどのような価値が生み出されているのかを考えました。バリューチェーン自体は普段大学でも学んでいますが、漠然と暗記してもあまり為にはならないので、ジョブシャドウィングのように実践して学ぶ機会も大切だと思いますね。社会人のカタライザーと話したのも印象的でした。アドバイスも的確で参考になりましたし、普段は社会人と話す機会はとても少ないので刺激的でした。

事前勉強会は、企業に訪問する前の予習をするきっかけになります。漠然と行くよりはやりたいことを考えたり、あらかじめ知識があったほうが後の理解が深まりますし。頭を使った良い経験になりました。事前勉強会はトータルで4時間もありましたが、いざ始まるとあっという間に時間が経ってしまいました。
事前勉強会が終わった後は、改めて自分の聞きたいことをまとめた質問リストを考えて、訪問当日に備えました。

イメージを覆すような、驚きと新しい発見の連続 ー JS訪問当日

本多:訪問先企業は、スマートフォンのゲームアプリを制作している会社でした。当日は社内を見学させて頂き、仕事内容を学んだり、会社の雰囲気を知ることができました。職場の様子が自分のイメージと全く違っていたことに驚きました。会社の真ん中に社長室があって、ドアを開けるとゴルフクラブが置かれていたのです。他にも朝と夕方にラジオ体操が始まったり、ダーツやバランスボールがあったり。総務や会計など事務的な人が会社を回しつつも、社内はリラックスした雰囲気でした。

また、訪問先では、営業がいないのが興味深かったです。社内の大部分はプログラマーやデザイナーで構成されていました。彼らがプログラミングでゼロからゲームを制作し、最終的には社長がグーグルやアップルなどに売って、お客さんがダウンロードするサイトに載せるしくみでした。
お昼には社長に食事に連れて行っていただき、いろいろな話を聞かせていただきました。自分の頭で考えることが大切だと仰っていたのが印象的でした。ゲーム会社では様々なところに関心を広げる必要があるから、その機会を見つけるのが大事だと学びました。普段大学では理論を学ぶことが多いですが、ジョブシャドウィングでは社長の話を聞けたり、実際のゲーム業界のしくみを知れたりと、また違った視点で企業を知ることができました。

他の企業にも行ってみたくなった ー 事後報告会

本多:事後報告会では、訪問した企業に関してプレゼンテーションをしたり、他の企業に訪問した学生の発表を聞いたりしました。訪問のときに学んだことや感じたことをアウトプットすることによって、頭の中を整理するきっかけになりましたね。他の企業に訪問した学生の話を聞いて、その会社にも行ってみたくなりました。初めにみんながそれぞれ抱いていた企業のイメージと、実際に訪問してみて感じたことは違ったと思います。だからこそ、色々な職場を知ることができる機会はとても魅力的ではないでしょうか。

やりたいことを見つけるきっかけに ー JSを通じて

本多:ジョブシャドウィングはそれ自体が目的というよりは、やりたいことを見つけるきっかけになります。もともとゲーム業界には興味がなかったのですが、あえて自分で選んだら行かないようなところに行けたのが良かったです。実は、初めにゲームアプリの会社に行くと聞いたときは、まじかと思いました(笑)。でもいざ行ってみると、想像していた堅い職場とは全然違ったフランクな社風で、社長の話を聞く機会もいただけました。
訪問前は企業のイメージがあまり浮かばなかったのですが、訪問先で会社のしくみが学べたことで自分が実際に働くイメージも湧きましたね。ゲーム業界は売れるものが一発出るかでないかが勝負所だという、業界特有の事情も聞くことができました。これらは実際に経験したからこそ得られたことですし、そういう意味でもジョブシャドウィングは大切だと思います。

今回はBtoC企業に訪問しましたが、次はイメージの湧きにくいBtoBにも行ってみたいです。他の学生にも薦めてみたいですね。学生の頃しかできない経験だと思うので、またジョブシャドウィングがあればぜひ参加したいです。


 
 
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