海外イベント in 上海 (2011)

【イベントの背景・趣旨】
NPO法人JUKEでは今まで、東京・岩手を中心にイベントを行ってまいりました。
そして、今回、JUKE設立当初からの目標であったイベントのグローバル展開の第一回イベントとして、上海でキャリアシンポジウムを開催するに至りました。

【会場】上海外国語大学

【タイムスケジュール】
15:30〜16:00 アイスブレイク
16:00〜18:00 パネルディスカッション
18:30〜    交流会

【パネリスト】
田中宏幸 氏
東京理科大学経営学部卒 / 思必力商務諮詢(上海)有限公司
スピリッツチャイナの創立に参加。経営者候補・高級管理職のハンティングおよび日本本社の中国人新卒採用支援サービスを展開。

桜田洋行 氏
横浜国立大学大学院環境情報学府卒 / 軼騰酷(上海)信息科技有限公司
上海にてソーシャルアプリケーションの運営を行う、軼騰酷(上海)信息科技有限公司を設立。

趙燕菲 氏
北京国際関係学院卒 / サントリー(上海)食品貿易有限公司
中国で11年間、商品開発や営業企画も含めたマーケティング業務に携わる。

【ファシリテーター】
堀井貴史 氏
NPO 法人JUKE共同代表(社会人サポーター代表)

【イベント参加者】
・中国人の方 14名
・日本人の方 14名

【イベントの風景】

■パネルディスカッション
まず始めに参加者の方からパネリストの方や参加者に聞きたいことを自由に発言してもらい、出てきた質問を踏まえて、ファシリテーターの堀井さんとパネリストの方々を中心に議論していきました。

参加者の方から出た質問を踏まえて、大きくテーマを2つに分けて議論しました。
1.キャリアを通じて日本と上海を比較してどのように感じているか。
2.学生時代の活動やキャリアを通じての経験談

1つ目のテーマでは
「優秀だなと思う学生は上海、日本問わず似ている。」
「日本はチームワークが良い印象を受ける。」
など上海と日本を比較して感じていることをパネリストの方に話していただきました。

2つ目のテーマでは
「自分の成功パターンを見つけることが大切」
「自分と反対側の人に会う」
「会社をすぐにやめてはいけない」
など、とても具体的な意見が出てきました。

ディスカッションの途中では学生からたくさんの意見や質問が出て、とても白熱したディスカッションになりました。
議論の終わりには、参加者の方からイベントで感じたことを発表してもらう機会がありました。
参加者の方各々がキャリアに対して問題意識があり、議論を通じて将来のキャリアに関するヒントを見つけたようでした。
イベントの最後にはパネリストの方々から学生に向けて熱いメッセージをいただきました。

海外で初めてのイベントでしたが、キャリアに対する問題意識の高い現地の社会人の方や学生たちが集まりました。そして日本から参加した社会人の方や学生と熱い議論を交わしました。

今回のイベントは、双方にとって素晴らしい機会になったと思います。

■交流会
交流会にはパネルディスカッションに参加した参加者の多くの方が参加し、パネルディスカッションで感じたことを意見交換していました。それからパネルディスカッションの時間では話すことのできなかった個人的な質問をしている方もいました。

イベントの最後には参加者の方々から
「このようなイベントを今まで知らなかった。」
「すばらしいイベントでした。中国の他の学生にも教えてあげたいです。」
と言って頂けました。

今回のイベントを通して、感じられたことは中国でも日本でもキャリアに対する問題意識は変わらないということです。
JUKEとしても、地域や生まれに関係なく自分の歩みたいキャリアを目指せる社会づくりを目指していきたいとより強く感じたイベントでした。
今回のイベントをきっかけにNPO法人JUKEでは、上海での事業拡大と他国でのイベント運営をますます行ってまいりたいと思います。

文責:卯田 駿介(首都大学東京)


 
 
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