JUKE BOX #008

南日 政俊 さん
立教大学 経営学部 国際経営学科卒業。在学中にSingapore Management Universityに1年交換留学した。大学卒業後は、大手製造業に就職。しかし、大企業であるため、自分が主導となって働けるようになるためには長い年月がかかることを知り転職。現在、外資系コンサルティングファームで活躍している。


Q1.今はどのようなお仕事をしているのですか。
コンサルの仕事をしています。具体的な仕事内容は、プロジェクトによって異なります。最近携わった業務は「海外での統括会社を作りたい」というクライアントに対して、どんなことをすべきかを提案したり、リスクを考えたりするものです。


Q2.学生時代から今のお仕事に至るまではどのようなことをしていましたか。
大学時代で印象に残っているのは、大学2年生で1年間留学をしたことです。そこでたくさんの刺激を受け、自分の考え方が色々と変わり、海外での生活や仕事を、リアルに考え始めました。そして、「自分は日本だけでなく海外で働くことでワクワク感を得られる」と気づきました。なので、とりあえず早く海外に行けることと、父親や祖父が製造業をしていたことから、日本の製造業を海外に広めたく、ファーストステップとして大手製造業に就職しました。仕事内容は、営業や経営で、「自社製品をいかに多く売り、利益を出すか」を日々考えていました。


Q3.なぜ転職しようと思ったのですか。
自分の裁量を持って働けず、制限されていると感じたからです。大きな企業なのでたくさんの部署があり、私の担当部署では、自分が思い描いていた製造業に直接関わることが出来ず、サブ的な印象を受けました。また、私は昔から自分主導でやっていないと気が済まないタイプだったので、30歳を超えてからでないとなかなか指示を出すのは難しい職場だと知り、そのスタート地点に立つのに、10年間は待てないと思いました。


Q4.学生時代から、考え方に変化はありましたか。
変わらないところと変わったところが半分ずつあります。変わらないところは、自分自身が感覚的に現状維持っぽいのが嫌で、毎日毎日同じことをルーティーンでやるのはつまらないと感じることです。一方で、変わったところは、実現手段を考えるようになったところです。学生のときはまだ考えが浅く、自分のやりたいことを実現する方法が考えられないまま、「あれやりたい、これやりたい」と思い付きで言っていましたが、それを実際に「じゃあ、どうやってやるか」を考えるようになりました。


Q5.転職という選択をしたことに、今は満足していますか。
今のところ満足しています。転職して、とても解放された気分ですね。今の仕事は、とても拘束時間が長く、プレッシャーも大きく、一人でやらなくてはいけないことばかりですが、問題にぶち当たった時に自分で解決できる力を養うことが出来たり、グローバルな視点で様々なことを見ることが出来て、視野が広がるので転職して良かったと思っています。暫くはこの環境で頑張りたいと思っています。


Q6.最後に、学生へのコメントをお願いします!
やりたいことは日に日に変わるし、周囲の人や会社によっても変わりますが、変わって全然構わないと思います。「自分が何をやりたいのか」を考えて、思い立ったらすぐ行動ですね。実際にやってみて自分の理想と違っていたら、改善策を考えて修正すればよいのです。試行錯誤しながら自分が本当にやりたいことを見つけていって下さい。海外に行ったり、外国人と接すると、自分の視野が広がると思います。悩まないでまずは挑戦することが大切だと思います。


 
 
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