20 10月 JUKE BOX #002
小泉 愛子 さん
中学高校時代は水泳漬けの日々を過ごした。大学時代はNPO団体に所属し、ビジネスのイベントに参加したり課外活動に参加。会社のビジョンを重視し、「皆の目標が一致している組織は強い」という自分の考え方と合致していた人材系の会社に就職。
Q1.今はどんなお仕事をしていますか。
実は、今働いていないんです。4月末で退職しました。次の仕事はまだ決めていません。「根本的に自分が社会の中でどういう役割を担っていきたいのか」というのを模索中です。
Q2.以前はどんなお仕事をしていましたか。
女性に特化した人材の会社に勤めていました。そこでは主に、営業や新規事業の立ち上げ、新卒採用の人事の責任者を行っていました。
Q3.なぜ仕事を辞めようと思ったのですか。
最初は「会社をやめる」という発想自体なかったのですが、、(笑)。新卒から丸6年、かなり面白く仕事をさせて頂いていましたが、あるプロジェクトを開始してから違和感が出てきました。でも「辞める」という言葉すら浮かばないくらい、どういう状態なのかよく分からないまま走り続けていました。
そんな時に、周りの人に違和感があることを相談したところ、「人はどこでも生かされる場所が絶対にあるから、成果も出たんだし、もし違和感があれば、その感覚にしたがって動いた方が絶対に上手くいくようになる。」と言われました。確かにそうかもしれないな、と納得しましたね。もともと感覚的に行動するタイプなので、そのアドバイスがきっかけになり「会社を辞める」という選択肢が出来ました。
Q4.「会社を辞める」という選択肢が出来てから、実際に行動に移るにあたり何があったのですか。
悩み始めてから1年が経とうとしていた頃に、会社の事業ビジョンが変わった(正確には新しく作られた)んです。もともと、その会社に就職することに決めた一番の理由は、会社のビジョンである「best basic style(時代に合わせて価値を提供していく)」に共感できたからでした。しかし、ビジョンが変わり、仕事の対象が限定され、違和感がもっと大きくなるのではないかと考え、ビジョン変更の発表があったミーティング直後に、上司に「退職したいです」伝えました。
Q5.今、会社を辞める選択をしたことに満足していますか。
満足しています。まだ次のアクションが決まっていないので未知数な部分はありますが、もし辞める決断していなかったら、ずるずる引きずってしまって、仕事を続けるための理由を探すことになっていた気がします。日本では、入社したらずっと間髪入れずに仕事を続けるのが一般的だと思うのですが、そうするとキャリアチェンジはなかなか出来ないし、自分のことを冷静に考え直す機会が持てないと思うんです。
でも、一旦立ち止まり、海外に行ったり、視野を広げることで、自分と向き合う時間を作り、ゼロベースで考えたいと思っています。私は今、まさにその期間と位置付けて、感覚に従って良かったと強く思います。(満足するためにこの期間を過ごしていると言った方が正しいかもしれませんが。笑)
Q6.最後に、学生へのコメントをお願いします!
是非とも学生の皆さんにオススメしたいのが「自分の思ったことを言葉にすること」です。自分で出来ることは限られており、周りの協力が必要となる場面がたくさんあると思います。ですが、その時にきちんと言葉に出来ないと、周りに自分の希望を伝えられず、助けてもらえません。なので、日記を書くなどして、日頃から自分の考えや思いを整理するよう心掛けてみてください。
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