【2023年度 参加者 高校1年生(インタビュー当時)】
ジョブシャドウイングに参加した理由
まず、本プログラムに応募した理由を教えてください。
僕の参加理由は、端的にいえば文理選択に悩んでいたからです。
僕の学校では高1の終わりまでに文理選択をしなければいけないのですが、明確な将来の夢もないので、漠然とどちらにしようかと思っていた矢先にジョブシャドウイングの存在を知って、この活動を通じて何か少しでも文理を決めるきっかけのようなものを得られたら良いなと思いました。
それでも少し参加するかどうかを迷いましたが、親も是非、参加した方が良いと背中を押してくれて、申し込むことに決めました。
実際僕の周りでも、明確にやりたいことがあって文理選択をした人は少なくて、結構なんとなくで選んでしまっている人も多いように感じます。
企業訪問で行った内容
次に、今回のジョブシャドウイングでの企業訪問の際に伺った会社、並びにその訪問で何を行ったかを教えてください。
サイエンスアーツ様を訪問しました。
午前中の間は、1日の流れの説明や自己紹介を行った後に、担当してくれる方々に質問できる時間をくださいました。
午後は、会議に参加させてもらったり、実際に少し提案をさせてもらったりしました。
1日を通して印象的だったことがあれば教えてください。
個人的には社長の話が印象的でした。
社長の人生訓というのが特に聞いていて楽しくて、「早いうちから社会に触れておいたほうがいい」「あんまり人間関係で敵は作らないほうがいい」だったりと、割とリアリティもある話をたくさん聞くことができました。
職場や社会人に対し思っていたイメージと異なった点
次に、企業訪問を通じて、職場や社会人に対するイメージで元々思っていた物とは異なった点があったら教えてください。
特に訪問前の想像と違った点は、社員たちの仕事への熱量ですかね。
学校とかの周りを見てると、やっぱりある程度の人数がいる集団だと、一部やる気がないような人というのがやっぱりいて、それはどんな会社でも当てはまることなんだろうなと思っていました。
ですが、実際に訪問してみると、出会った社員さんたち全員が熱量にあふれていてそれはもうすごくて、こんなにやりがいを感じることができる仕事があるんだと驚きました。
それまでに感じていた自分の価値観についての変化
事前勉強会の時は、将来は大手に入社して生活を豊かにするために働こうとおもっていましたが、事後報告会の時には、ベンチャーや中小企業でやりがいを求めて仕事をするのもよいかもと感じました。
別に大手の仕事にやりがいがないとは全くもって思っていませんが、ただ生活維持より、やりがいのというのに対してウェイトをおいて考えてもいいのではと思うようになりました。
文理選択についての見通し
最初の質問の際に、文理選択に悩んでいるとおっしゃっていましたが、本プログラムを通じて何か見通しを得ることが出来ましたか。
文系理系どっちにするかは明確に決められはしませんでしたが、見通しということなら得ることが出来たのではないかと思います。
その見通しというのはどの様なものでしょうか。
文理選択は人生にとって確かに重要なものですが、深く考えすぎなくてもいいんだということに気付けました。
社会人の方と話している時にも文理選択の話になりましたが、その時に「文系だろうが理系だろうが研究職ぐらい専門的でもない限りは、しっかり頑張れば大抵の職業につけるよ」と言われ、その時にハッとなりました。
今までは、文理選択で将来の仕事の業種等がある程度固定されてしまうと思っていました。ですが案外そうでもないのかもと気付きました。
だから文理選択は適当でいいや、というわけでは決してないですが、気を楽にして考えられるようになりました。
本プログラムを通じてほんの少しでも心が軽くなったのなら良かったです。
では、最後にジョブシャドウイングに参加しようか迷っている人に対して一言アドバイスをお願いします。
社会人と学生のうちからフラットに話せる機会はそう多くありません。社会人の物の捉え方を少しでも知ると、後悔しない学生生活を送れるようになると思うので、悩むのなら思い切って参加してみてよいと思います。
それでは、質問は以上になります。
本日はどうもありがとうございました。