15 7月 高校生JS in 聖光学院 事前勉強会 (2013)
横浜市中区にある聖光学院にて第二回のジョブシャドウイングの事前勉強会を実施いたしました。
高校生が進路選択を考える段階からキャリアについて考えるきっかけを提供するために昨年から始まった本プログラムも、今年で2回目の開催。たくさんの方の協力のおかげで、1回目よりも大きな規模で実施することができ、感謝しております。(受け入れ団体:12団体、参加者:36名)。
なお、ジョブシャドウイングとは、一日社会で活躍している方に同行する事で、働くとはどういうことかを実際に体感してもらうプログラムです。ジョブシャドウイングを経験し、働くということを知ることで、将来の選択肢を広げていくことを狙いとしています。
(1) 開会
今年度の事前勉強会は、夏休みが目前に迫った「海の日」の午後に実施しました。参加する生徒は教室の定員ぎりぎりの40名近く。JUKEのスタッフとして参加した大学生や社会人の多くが廊下や教室の後ろから立ち見で見守るという状態で、教室の熱気は開始と同時に高まりました。
開始前の友達と和気あいあいとしていた参加者も、イベントが始まってからは自然と前を見据えて真剣に聞いている姿が印象的でした。
(2) 訪問先を知る~ステークホルダー分析
訪問先と社会との関わりを知っている状態でジョブシャドウイングを迎えるために、事前勉強会では訪問先のステークホルダーを分析します(ステークホルダーとは、企業や団体が活動していく上で存在する、取引先や顧客、従業員、その他の関係者のことです)。
ステークホルダーについて理解し分析に移ってもらうために、まずは例を交えながらステークホルダーの概念について講義を行いました。
その後、訪問先のステークホルダーの分析をグループで実施しました。このグループワークを通じて、普段あまり気付くことのない訪問先と自分たちの暮らしとの繋がりを見つけてもらうとともに、訪問先についての理解を深めていきます。
ステークホルダー分析には、参加者が訪問先についてより広く深く理解していただくためにJUKEのカタライザーが参加しました。カタライザーとはCatalyzer(触媒)のことで、様々な視点から、高校生の議論を促したり、整理したりする役割をもつ社会人や大学生スタッフのことです。触媒という名の通り、化学反応のように議論を活性化させ、参加した学生の思考の幅を最大限広げることがカタライザーの役割です
休憩の時間になっても、休むグループは見当たらず。集中したまま分析を続けていました。
(3) 訪問先について伝える~プレゼンテーション
自分たちの訪問先の概要や、そのステークホルダーについて、グループワークでまとめた模造紙を使いながら、プレゼンテーションを行いました。
中には社会人もびっくり!!のすばらしいプレゼンをする参加者も。
また、カタライザーからから出される、時に鋭い質問にもしっかりと自分の言葉で答えていました。真剣な中にも笑いが交わる雰囲気のなか、参加者は堂々と発表し楽しんでいました。その場にいた全員がすばらしい雰囲気を作りながらプレゼンテーションは進行しました。
(4) 質問リスト作成・まとめ
事前勉強会の締めくくりです。グループワークや、他のグループのプレゼンテーション等を通じて浮かんだ訪問先に対する知りたいことや疑問を「質問リスト」に書き出していきました。
質問リストの作成後、ビジネスマナーや情報の取り扱いについての注意、ジョブシャドウイング当日の諸連絡を行い、事前勉強会は閉会しました。
聖光学院でのジョブシャドウイングで一番感じたのは、参加者の真剣さや熱意でした。高校生の時に仕事について、自分の将来について考える機会があることで、これから先の未来が変わっていく可能性を感じた一日になりました。
今回のジョブシャドウイングが、自分の未来について考え、そして自分の道へ進んでいく助けになることができたらと思います。そのために、これからもしっかりサポートができるように頑張りますので、よろしくお願いします。
文責:柿沼 颯(東洋大学2年)
EVENT INFO:
聖光学院高等学校
社会人 19名、大学生(スタッフ)7名
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