05 Dec 『好き』を仕事にどう活かす?しごとの解剖図 デジタルマーケティング×心理学編 (2020年・冬)


2020年11月8日、12月5日に、特定の企業・団体の活動を独自のフレームワークで分析することで、業種・職種への理解を深めてもらう大学生向けのイベント「しごとの解剖図 デジタルマーケティング×心理学編」を開催しました。前回に引き続き、ゲスト・参加者ともにオンラインで参加いただく形式にて実施いたしました。

はじめに

今回は、「『好き』を仕事にどう活かす?」をテーマに、11月のイベントでは、Webマーケティング業界(web制作やweb運用を担当)での就業経験をお持ちの吉村さんをゲストにお迎えし、それぞれの企業・組織の特徴や具体的なお仕事の内容、働くことの意義といった内容について、お話をお伺いしていきました。

12月のイベントでは、UXデザイン領域をご職業にされており、JUKEの社会人サポーターでもある田中さんをゲストにお迎えし、企業分析のやり方についてお話し頂きました。本イベントは、一般的な講演会形式とは異なり、「反転授業」のスタイルを取り入れた「なりきりプレゼン」という参加型ワークショップを含む2部構成となっています。参加者の学生は、ゲストのお話を伺うだけでなく、あらかじめ準備してきた内容に対してゲストからフィードバックを受けることが出来るように設計されています。

トークセッション (11月)

11月のイベントでは、吉村さんが大学で学ばれたことや、前職のWeb制作会社で経験されたお仕事について、お話し頂きました。特に、ユーザー調査をどのように行われていたのか、どのような分析手法を使われていたのかなど、大学で学ぶ心理学の手法がビジネスでどのように活かされているのか具体的にお聞きすることで、ビジネスの現場での仮説検証が、大学で学ぶ仮説検証とどのようなところが違うのかを学ぶことが出来ました。

特に、ビジネスの場では、天気や季節によって消費者の行動が変化するので仮説検証のサイクルが約1ヶ月あまりでとても早いというお話は、大学で長い期間をかけて仮説検証を行う大学生にとって驚きでした。実際に社会人の方からお話を聞く機会は少ないため、私を含め参加した学生にとって、新たな発見や考え方の変化があったように思います。

企業分析講座 (12月)

12月のイベントでは、田中さんから「企業分析をすること自体が重要なのではなく、目的や問いをもって始めることが大事」ということや、「業界分析、企業分析、事業分析、しごと分析」それぞれの役割についてお話し頂きました。その後、企業分析を通して、大学で学んでいることが実際に仕事でどう活かされるのか知ることを目的に参加型のワークショップを行いました。

写真:イベントで利用した事前課題

なりきりプレゼン (12月)

参加学生は3グループに分かれ、事前課題をもとに”楽天市場“”事業についてワークシートを使って議論を進めていきました。ワークショップでは、「この企業が提供している商品は何で、どんなニーズを持っているか」「この企業が選ばれ続けてきた唯一の理由は何か」「この企業にはどのような人材が求められているのか」といった質問を通じて、分析のテーマである『楽天市場事業』における事業価値の源泉やコアとなる活動を分析していきました。

写真:参加者から出た質問の一部

次に、そこで話し合った内容を基に、大学で学んでいることがどのように活かされていそうかを話し合ってもらいました。例として、「大学でユーザーインターフェースについて習ったが、これはwebサイト制作の際に役立つ」「社会心理学の授業でフットインザドア法を習ったが、これは営業で応用できる」「統計のスキルは、経理で役立つ」など様々な意見が出ました。

最後に、今まで話し合った内容を、”社員になったつもり”で、ゲストに対してプレゼンしていきました。ゲストからは、「思ったよりもみなさんが深い所まで議論していて、どのプレゼンも良かったです」という励ましの言葉をいただきつつも、具体的に企業・団体が取り組んでいる課題や注力領域、大学で学んでいることがどのような箇所に活かされているのかについて、幅広い事例を踏まえたフィードバックを頂くことが出来ました。

このワークを通じて、参加学生からは「企業分析をする際には目的をもつことが大事なのが分かった」「大学で学んでいることがどのように活かされているのか、事業分析を通して分かった」といった声が聞かれました。

おわりに

私がこのイベントを実施した理由は、本当に興味ある分野の職種に就くことを諦めている人が多いのではないかと考えたからです。「興味あることが仕事につながるのか分からない、不安に思っている」学生に、1つの例として「デジタルマーケティング×心理学」をテーマに、興味を持っていることを仕事にしている人の話を伝えたいと思い、本イベントを開催致しました。社会人の方から、ビジネスの場でどのように心理学の手法が活かされているのか?といったお話を伺う機会や、実際に事業分析をして、それに対して社会人の方からフィードバックをもらう機会は、学生にとって非常に貴重なものです。今回の経験が、3年次から始まる就活や、その先の社会人になったときに活かされれば光栄です。

最後になりますが、今回のイベントにご参加いただいたゲストの吉村さん、田中さん、参加者の学生、イベント開催まで協力してくださった方々に感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

NPO法人JUKEでは、高校生、大学1・2年という早い段階からキャリアについて自ら考え、行動するきっかけを提供するため、今後もより多くの高校生・大学生向けにイベントを提供していきたいと考えております。引き続き、ご理解とご協力のほど、どうぞよろしくお願い致します。

文責:平野 なお佳(NPO法人JUKE 学生スタッフ)

EVENT INFO:

イベント名>>
『好き』を仕事にどう活かす?しごとの解剖図 デジタルマーケティング×心理学 (2020年・冬)
開催日時>>
2020/11/08 (日) 13:00〜, 2020/12/05 (土) 13:00~
参加人数>>
大学生のべ13名、ゲスト・社会人スタッフ 2名

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